【アリゾナ新事実】疑惑のピナル郡選挙管理官【4ヶ月で2,600万円の報酬】

アリゾナ州司法長官候補のエイブ・ハマデー氏の再集計の結果、231票が増えたピナル郡で新事実が分かってきました。
ピナル郡の選挙管理官に不自然に高額の報酬が支払われ、さらに追加でボーナスまで出ていたのです。

ピナル郡選挙管理官 ヴァージニア・ロス

ピナル郡の選挙管理官だったのはこの正体不明の女、ヴァージニア・ロス
ロスは選挙結果が認証された直後にボーナスを受け取ってアリゾナ州を離れており、TwitterもFacebookも何もやっていないので現在どこにいるのか不明だということです。

ピナル郡では再集計の結果、どうして票が増えたのか詳しいことはまだ不明ですが、最初の集計の時に10ヶ所の投票所からの合計424票がカウントされていなかったせいだとされています。
ピナル郡では他の郡とは違って各投票所ではそれぞれが集計することはなく、すべての票を一箇所に集めてそこで集計する方式なのだそうですが、そこの係官たちがトレーニング不足でうまくいかなかったことが集計ミスの原因だと言われています。

そしてこの集計スタッフのトレーニング不足と集計に問題があったことに関しては、ヴァージニア・ロス自身も一部の取材に対してそれを認めていました。
しかし、そのことをロスはピナル郡に対して一切報告をしていなかったため、郡の責任者はその事実を知りませんでした。
ピナル郡ではもしも集計の過程で問題があったという事実を知っていたなら、わたしたちは決して結果を認証しなかっただろうと言っています。

なのでピナル郡では選挙の管理に手落があったロス監督官に対して「支払ってしまったボーナスの取り消しを検討します」と言っていますが・・・すでに行方が分からなくなっている人からどうやってお金を取り返すのでしょうか?

ハマデー候補の票が未集計であったのなら、レイク候補やフィンチェム候補も同じく未集計であったと推定出来ます。
また、本当に今回の「集計ミス」はミスだったのか?これは非常に大きな問題です。

監督官のヴァージニア・ロスに対して約束していた報酬はたった4ヶ月で17万5000ドルでしたが、ピナル郡がロスの前に雇っていた監督官の報酬は一年間で10万ドルでした。それに比べるとロスは明らかに貰いすぎです。これにさらにボーナスを2万5000ドル支払いましたからボーナス込みで20万ドル(2600万円)をこの女は手にしたことになります。
ボーナスの条件にはスタッフを十分に訓練し、結果を正確に報告することと明記されているので、明らかにこのボーナスは支払ってはいけないお金でした。

選挙結果はハマデー候補と対立する候補が50%対50%の同率となり、再集計が確実な状況でしたが、ヴァージニア・ロス監督官は再集計の行われる前に仕事を辞め、ボーナスを受け取ってアリゾナ州から出ていったのです。行き先はテキサスと言われていますが、正確にはどこなのか誰も知らないようです。
こんないい加減なことが現実にあるのです。
この裏には何か強大な力が働いていると考えるのが妥当でしょう。恐ろしい話です。

ピナル郡では再集計の結果、それでもハマデー候補の逆転はないという結果が公式なものであるとしてこの話を終わりにしたいようですが、エイブ・ハマデー候補は未集計の票がさらに出てくる可能性が非常に大きいとして二度目の再集計を要求しています。

キャリ・レイク候補は現在アリゾナ控訴裁判所の公判に向けての準備中です。控訴裁判所では今月下旬に公判が行われる予定です。
また、レイク候補はマリコパ郡で今回の選挙の監督をしていた選管の各メンバーにリコール請求の運動を開始しました。
控訴裁判所を飛び越して最高裁判所に持ち込む嘆願書も出しましたが、こちらは「控訴裁判所を迂回させる正当な理由がない」として却下されました。けれど、同時に控訴裁判所の審理のあとなら最高裁はこの件を審議するという意味の言葉がありましたので、レイクさんの戦いは最高裁判所まで行くことが出来る権利を得たと考えて良いようです。

アリゾナはまだまだ終わっていません。今はこのことから目を離さないようにしましょう。

このことを伝える記事 https://www.azmirror.com/2023/01/05/pinal-countys-election-director-got-a-25000-bonus-after-reporting-inaccurate-results//

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