バージニア州は共和党のグレン・ヤンキン知事が治めていますが、州議会は上院が民主党22 対 共和党18で民主党優勢、下院は共和党50 対 民主党46で共和党優勢という微妙な力関係にあります。
民主党は次の選挙でこの州議会を上下両院ともに民主党優勢にしようと現在その選挙の準備に入っています。
そんな中、民主党が下院議会の新勢力として期待しているスザンナ・ギブソン候補のポルノ動画が流出。民主党員の一部はスキャンダルを嫌って彼女への支持を取りやめるなどの騒ぎとなっています。
また、動画の主人公であるギブソン候補は「動画をポルノサイトに共有したのは共和党だ。彼らはわたしの家族に恥をかかせた」とCNNで共和党を攻撃しています。
どちらも同じ内容です。
しかし問題になっている動画は、有名人のスキャンダルでよくあるような盗み撮りや、過去の交際相手から入手したいわゆるリベンジ・ポルノではありません。
今回のそれは、写っている本人たちがポルノ生配信サイトで自分たちの意思で流していた無修正動画だったのです。
これから議員になろうとしている40歳で二児の母親である女性が、弁護士資格を持つ夫とふたりで、素顔と全身を露出して写っているのですから「家族に恥をかかせた」のは他の誰でもなくて、この夫婦自身だと思うのですけど、本人たちはそうとは思っていないようです。
こんなワケの分からないことをする女でも民主党が候補者として推しているのは、この女が「女性の中絶の権利を守るために」立候補しているからです。
妊娠中絶は医療業界にとってはカネになるビジネスです。その医療業界から多額の金銭的支持を受けている民主党としてはなんとしても「中絶をする権利」を拡大したいわけです。
ところが、バージニア州は共和党の州知事と下院議会がともにその権利の縮小に向けて動いています。なので彼らへの対抗勢力として下院議会に中絶推進派のこの女をどうしても送り込みたいということなんですね。
一部の民主党員はこの女から距離を置き始めたようですが、モラルのカケラも脳内に無い民主党員たちは「何が悪いの?」的な反応のようです。民主党はなんでもありですからね…。
アメリカの現大統領の民主党は「こういうところ」だということをひとりでも多くのひとに知ってほしいです。
どうして世の中が悪くなるのか?
悪くなって当然でしょう。こんなですから。
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